アークザラッド2(Arc The Lad 2)
ジークラフト制作、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたコンピュータRPG。
コンバート
前作『アークザラッド』からコンバートしたデータは以下のような特典がある。
前作からのメンバーのステータスがそのまま引き継がれる。レベルは前作の上限値である60までで、ステータス数値はそのまま。ただし、コンバートしたレベルがコンバート無しのレベルよりも低い場合であっても、そのままコンバートされる。
前作で入手したアイテムは消耗品の一部、アクセサリ全種類が今作の「チョンガラの店」で入手できる。コンバートを行っていないと本作のみでは入手出来ないアイテムも存在する。
エルクがアークと合流するまでに、アークたちが研究所で戦闘するイベントが発生する。
エルクがアークと合流したあと、アークが単身敵キャラクターを追いかけるイベントが発生する。
前作でちょこを仲間にしている場合、ちょこに関する追加イベントが発生する。
あらすじ
前作より1年後。
幼い頃に故郷をシルバーノアに襲撃され、その「炎を自在に操る」という一族特有の特異な能力ゆえにロマリアの研究機関"白い家"に捕らえられた過去を持つハンターの少年、エルク。彼はある日、「水を自在に操る」能力を持ち、同じく白い家に監禁されていた幼馴染ミリルを連れての脱走を計る。しかしミリルは逃走途中で捕らえられてしまい、「必ず助けに来る」との約束をしたエルクは脱走に成功、行き倒れたところをシュウに拾われハンターとなった。
成長し、「炎のエルク」として名を馳せた腕利きのハンターとなったエルクは、ある夜「空港を占拠したテロリストを殲滅して欲しい」との依頼を受ける。テロリストを追い詰め、飛空船に乗り込むエルクだが、彼はそこで不思議な雰囲気を纏う少女・リーザと出会う。彼女を狙う組織の存在を知ったエルクは大きな運命の流れの中に飛び込むこととなっていく。
エルクが捕らえられていた、特殊能力研究機関"白い家"の真の目的とは? そしてエルクの行く先々に姿を見せるシルバーノアと、指名手配犯アークの正体とは?
かつてエルクの故郷を襲撃した、シルバーノアに乗っているアークを幼き日の仇敵と考え、復讐に燃えるエルクだが……その全ての真実を知ったとき、エルクは世界の存亡を賭けた戦いに巻き込まれることとなる。
概要
本作は1996年に、プレイステーション専用ソフトとして発売された作品である。『アークザラッド』の直接の続編で、広範な人気を得て100万本近い販売を記録し、シリーズ最大の大ヒットとなった。また、プレイステーションゲームとしては初めて1のメモリーカードのデータを2にコンバート(引継ぎ)出来るシステムを取り入れた作品でもある
本作から前作には存在しなかった「店での買い物」が可能となり、ハンターズギルドで依頼の遂行や指名手配モンスター討伐を請け負うことで、サイドストーリーを楽しむことが出来るようになった。また、前作はパーティ全員が戦闘に参加していたが、今作では戦闘に参加できる人数が制限され、パーティ編成が重要な意味を持つようになった。
前作はボリューム面での不満の声が多かったためか、今作ではCD-ROM1枚にも関わらず、サブイベントまで網羅すると100時間近いプレイ時間となる。そのため1をプロローグ的なものとし、本作を本編と捉えるファンが多い。しかしその一方でデータのバグが大変発生しやすく、少しディスクが傷つくだけでロードが困難になるほどの問題点を孕んだ。
・『月刊少年ガンガン』では西川秀明が『アークザラッド2〜炎のエルク〜』として漫画化した(全10巻)。
・『月刊少年ギャグ王』では藤凪かおるが『アークザラッド2』として漫画化した。小説版は2種類発売されている。
1999年のテレビアニメ『アークザラッド』は、この本作に基づいたものである。
シュウ
声:池田秀一(ゲーム) / 同左 (アニメ)
誕生日:2月16日 年齢:25歳 身長:178cm 体重:62kg 血液型:AB型 出身地:不明
属性:風
使用武器:キック、銃、銃2
謎に包まれた凄腕ハンターであり、出身地や家族などについても不明。ロマリアの暗殺部隊の出身・スメリアの奥地にある特別な村の出身などの噂があるが、どれも定かではない。作中で唯一示唆される情報として、処刑寸前のチンピラの身分であった際に助けられ、暗殺のプロとして仕立て上げられたという会話がある。
戦闘能力は高めでその中でも素早さが特に高く、主に銃を使った攻撃が得意である。風を操る魔法のほか、「盗む」「時限爆弾」など裏の仕事人を彷彿させる特殊能力を持つ。ただし魔力は低いので魔法の威力は期待できない。
西川版の漫画の彼はロマリアの暗殺部隊の出身ということになっており、軍の行いに嫌気を差し、ハンター稼業に身を投じた。その折に砂漠で白い家から逃亡した幼いエルクを発見し、彼を育てる。なお、お酒には非常に弱いが、飲めないことはない(一人で五升も十升も飲み、ゴーゲンを呆れさせた)。幼い頃からエルクを育てたためか、かなり料理上手。とてつもない怪力を持ち、武器にはロマリア製と思われる銃火器を使用、エルクとの連携技も持っている。ちなみに初期設定画では少々怖い顔だった。
名前の由来は彼の声を演じた池田秀一から。
特殊能力:盗む、テンダリーショック、ウインドシールド、スピードアップ、スケープゴート、時限爆弾、乱れ撃ち、ウィンドスラッシャー
リーザ・フローラ・メルノ
声:浅田葉子(ゲーム) / 堀江由衣 (アニメ)
誕生日:9月8日 年齢:14歳 身長:156cm 体重:42kg 血液型:O型 出身地:フォーレス
属性:地
使用武器:鞭、短剣
獣使い。フォーレスのホルンの村出身で、村には生まれながら特殊な力を持つ者がいるため人里離れた高原の奥地に住んでいる。ある日、キメラ研究所がホルンの村に目をつけ村人たちを捕らえてしまう。ゲーム中、彼女だけがモンスターを仲間にする特殊能力を持つ。
大地の魔法を操るが戦闘能力は低く、回復魔法などでの支援役に適している。しかし装備次第では前線でも活躍できる。また、1のチョンガラと同じくモンスター図鑑を完成させるためにモンスターを調べるのは彼女の役目。余談だが、1でチョンガラはモンスターを回して調べていたが、彼女は自分がモンスターの周りを回って調べている。図鑑の内容は可愛い口調なのに結構辛口なコメントが多い。
西川版の漫画ではモンスターを仲間にすることはせず、仲間モンスターは彼女と共にいるパンディット1匹。また、ゲームのようにナイフや鞭、大地の魔法を使うことはなく、使える魔法はキュアのみ。料理が得意。終盤ではミリルを失って、生きる希望をなくしかけたエルクを救うため、ククルのリザレクションを成功させるため、エルクの心の深層へと入っていく。
アニメではホルンの力だけでなく、キメラを生み出す聖母として、そして聖柩を開かせる役目のためにクライブから付けねらわれることになる。
特殊能力:調べる、パワーロス、キュア、グランドシールド、ウィークネス、アースクエイク、ハリケーンアタック、ラヴィッシュ
エルクコワラピュール
声:折笠愛(ゲーム) / 浪川大輔、久保田恵(子供時代) (アニメ)
誕生日:4月11日 年齢:15歳 身長:160cm 体重:50kg 血液型:B型 出身地:東アルディア
属性:火
使用武器:剣、槍、斧
「炎使い」の異名を持つハンター。アルディアの先住民ピュルカ族の末裔だが、幼いときにシルバーノアに村を襲われ、特殊能力研究機関の白い家に連れて行かれる。その後の白い家からの脱走に成功したが砂漠に迷い込み、生き倒れとなっているときにシュウに助けられハンターとなる。
炎の魔法のほかに戦闘能力を高める特殊能力を操る。彼の魔法「インビシブル」はあるアイテムを手に入れるとMP問題が解消され、ゲームバランスを崩壊させかねない性能を持つ(ただし、破る方法もあるにはある)。
西川版の漫画ではゲームとほぼ同じ扱いだが、幼い頃はシュウに助けられた当初、人見知りの激しい子供で誰にも懐こうとはしなかった。しかしシュウがいなくなってしまった時は必死で町を探し回り、見つけた以降はシュウを慕うようになる。好物はブルーベリーパイ。こちらは主に槍を使い、魔法も「ファイアーストーム」以外は使えない(ただし、最終決戦時に一度だけエクスプロージョンを使っている)。
特殊能力:ファイヤーストーム、ファイヤーシールド、チャージ、リタリエイション、マイトマインド、エキスパンドレンジ、インビシブル、エクスプロージョン